ユーザ【user】

利用者、使用者、消費者などの意味を持つ英単語で、コンピュータやシステムを利用する人のことをいいます。専ら利用するのみで開発にまったく携らない人のことを特に「エンドユーザ(end-user)」という場合があります。対義語は「メーカー(maker:製造者、作る人)」、「デベロッパー(developer:開発者)」などがあります。

ユーザID【User Identifier】【UID】

複数の利用者(user)を一意に識別するための識別子(identifier)。様々なシステムで用いられる概念で、具体的な内容はそれぞれの都合に応じて規定されています。Webサイトやコンピュータの利用者登録(アカウント作成)の際に設定する利用者名をUIDともいい、氏名やメールアドレス、ニックネーム、本人が任意に設定する英数字の組み合わせなどが利用されます。UNIX系OSで利用者を一意に識別するために割り振られた識別番号をUIDあるいはユーザ識別子といい、16ビットあるいは32ビットの整数値が用いられ、0は必ずスーパーユーザ(rootユーザ)を表し、1から100(システムによって異なる)はシステムによって予約されています。携帯電話事業者が個々の契約者に割り当てた契約者固有識別子や、個々の端末に割り当てた端末固有識別子などをUIDということがあり、最も広義には、これらの識別情報すべての総称として用いられるが、このような用法は契約者固有と端末固有を混同しており、本来は誤用と考えられます。狭義には、各社がそれぞれの契約者に割り当てた契約者識別子の総称を意味し、最も狭義にはNTTドコモのそれを意味します。

ユーザーアカウント【user account】

コンピュータの利用者(ユーザ)を識別するための標識となる文字列。ネットワーク上の「身分」や「戸籍」に当たります。一般にはユーザアカウントは「ユーザ名」と「パスワード」を核として、このほかに環境設定や利用権限などの情報も含んでいます。このため、同じコンピュータから同じネットワークに接続しても、使用するユーザアカウントが違うと、環境や利用できるサービスが違ってくることもあります。ユーザはネットワークにログオンする際に自分のユーザアカウントを使って本人証明を行うと、以後ログオフするまでそのユーザアカウントの持ち主としてネットワークを利用できるようになり、もし他人にユーザアカウントを使われれば、「なりすまし」による不正な利用が可能なため、自分のユーザアカウントを管理することは、最も基礎的かつ重要なセキュリティ対策です。

ユーザーインターフェース【UI】【user interface】

ユーザに対する情報の表示様式や、ユーザのデータ入力方式を規定する、コンピュータシステムの「操作感」。基礎的なUIはOSによって提供されるため、UIはOSの評価を左右する大きな要素となります。UIには大きく分けて、文字ベースのCUIとグラフィックベースのGUIがあり、前者を採用した代表的なOSは初期のUNIXやMS-DOSで、最近のUNIXはX Window SystemというGUIを実装しています。後者を実装しているOSにはWindowsシリーズやMac OSがあります。

ユーザビリティ【usability】

ソフトウェアWebサイトの「使いやすさ」のこと。様々な機能になるべく簡単な操作でアクセスできることや、使っていてストレスや戸惑いを感じないことなどが、優れたユーザビリティにつながります。また、ユーザが目標の操作を完了するまでに費やした労力などもユーザビリティの指標となります。ソフトウェアの使用感を指すことが多いが、広くハードウェアまで含めた工業製品全般に対して使う場合もあります。国際規格のISO 9241-11では、ユーザビリティを「特定の利用状況において、特定の利用者によって、ある製品が、指定された目標を達成するために用いられる際の、有効さ、効率、利用者の満足度の度合い」と定義しています。

有線LAN【wired LAN】

銅線や光ファイバーなどの通信ケーブルで各機器を接続し、電気や光の送受信によって通信を行なう構内通信網(LAN:Local Area Network)のこと。これに対し、配線を行なわずに電波などによって離れた機器の間で通信を行うものは「無線LAN(wireless LAN)」といいます。元々LANは有線の方式が一般的だったため、あえて有線LANという場合には無線LANと対比する文脈であることが多く、有線LANの通信方式としては現在ではEthernet(イーサネット)系の規格(Ethernet/Fast Ethernet/Gigabit Ethernet/10Gigabit Ethernetなど)が用いられることがほとんどです。

ユーチューブ【YouTube】

2005年2月に設立された米ネットベンチャーYouTube社が運営する、動画コンテンツ共有サイト。会員登録をすることによって誰でも容量100MB、再生時間10分以内の動画ファイルをアップロードし公開することができ、ユーチューブで公開された動画ファイルは会員登録をしていないユーザでも無料で閲覧することができます。閲覧したい動画のキーワード検索も行うことができ、会員登録したユーザはさらに閲覧した動画に対するコメントを投稿したり、動画を5段階で評価したりといったこともできます。ユーチューブは手軽に動画ファイルの配信および閲覧が行えるため人気を集めており、ユーチューブへのアクセス数は増え続けています。ユーチューブにアップロードされた動画はFlash形式でストリーミング再生により公開されており、公開されている動画の内容は、個人の撮影したホームビデオなどの他に、テレビ番組やアニメ作品、音楽プロモーションビデオなどの著作物も多く含まれ、ユーチューブ側はそのような違法コンテンツをアップロードしないように呼びかけ、権利者の要請に応じて違法コンテンツの削除も行っています。ユーチューブでは依然として多数の違法コンテンツが配信されているのが現状ですが、その影響力からとりまく環境が変化してきており注目を集めています。

有料リンク【payed link】

Webサイトから別のWebサイトへのハイパーリンクのうち、リンク先が金銭などの対価を提供し、引き換えに設置されたリンクのこと。リンク元サイトが販売したリンクを、リンク先サイトが購入する形になります。外部サイトからのリンクは、検索エンジンが検索結果の順位を決定する際にサイトの評価として考慮することがあるため、企業サイトなどがマーケティングの一環として人気のあるサイトからペイドリンクを購入することがあり、このように売買された人為的なリンクはサイトの評価を歪めると検索エンジン各社は考えており、ペイドリンクはリンク評価として使用しないようにしたり、リンク売買を行ったサイトの評価を下げる等の対策を行っています。

ユニークURL【unique URL】

ユニークURLとは、Facebookプロフィール用に作る事ができる自分のfacebookページのURLのことです。Facebookに登録したり、Facebookページを作ったりしたときには長い数字の羅列のURLで作ったページが表示されるようになっています。ユニークURLを設定しURL短くする事で、会社のウェブサイト、名刺、またメルマガやブログなどのリンクにも使いやすくなります。

ユニークユーザ【unique users】【UU】

WWWにおけるアクセス数の単位の一つで、あるWebサイトを特定に期間のうちに訪れた人のユニークな数。延べ訪問数(ビジット)ではなく、複数回訪問した人も1人と数えます。ページビューやビジットなど単純なアクセス件数のカウント方法に比べ、インターネットユーザの中にそのサイトに興味を示している人がどれくらいいるのか正確に判断することができます。すでに訪問したことのあるユーザかどうかはcookieなどを利用して判断しますが、ユニークユーザを完全に正確にカウントすることは簡単ではありません。

ユニバーサルデザイン【universal design】【UD】

すべての人が使うことができる、すべての人にとって使いやすいデザイン・設計のこと。より現実的には、なるべく多くの人が同じように使えることを目指したデザイン・設計のことをいいます。言語や文化、人種、性別、年齢、体型、利き腕、障害の有無といった違いによらず、できるだけ多くの人が同じものを同じように利用できるよう配慮されたデザインのことを意味し、バリアフリーを始めとする従来の考え方では、「高齢者用」「左利き用」「車椅子用」のように特性に応じた専用のデザインを用意する発想が基本だったが、ユニバーサルデザインではこうした発想を極力排し、単一のデザインで万人が利用できることを目指しています。ユニバーサルデザインという用語は1985年にノースカロライナ州立大学のRonald Mace(ロナルド・メイス)教授によって提唱されたもので、ユニバーサルデザインの7つの原則「公平に使える」「柔軟性がある」「簡単で自明」「必要なことがすぐに理解できる」「間違いを許容する」「弱い力で使える」「十分な大きさと空間」を唱えています。

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